こんな悩みを解決します
- 理学療法士として年収600万稼げる方法
- 年収600万稼げる職場の見つけ方
理学療法士の仕事に夢を持っていざ働き始めたものの、業務の大変さとは裏腹に、給料が上がらない現実に悩む人も多いですよね。
年収600万以上得られるようになりたい、家族を支えられるような経済力を手に入れたいと考えている方もいるかもしれません。
結論から言うと、理学療法士で年収600万を稼ぐことは可能です。
私も理学療法士として年収700万以上を稼いでいますよ!
しかし、ただ闇雲に頑張れば誰でも稼げるようになるわけではありません。
本記事では、年収600万を稼ぐ為の働き方や、職場の選び方を紹介します。
理学療法士としてのやりがいに年収を付加させて、安定した暮らしをゲットしましょう!
\理学療法士17年目のイチノセです/
- リハビリテーション部 部長
- 10年以上”人事”業務を兼務し、病院全体の採用業務を担当。
- 300人以上の人事・採用を担当
- 年収700万超え
- これまでの経験を活かし、理学療法士の働き方や転職に関する情報を発信中。
理学療法士は年収600万稼ぐことは可能?
- 日本国内の労働者全体で年収600万以上は約23%
- 理学療法士として600万超えは可能だが簡単ではない
日本国内の労働者全体で年収600万以上は約23%
そもそも、日本国内で働く労働者全体で、年収600万以上稼ぐ人はどのくらいいるのでしょうか?
国税庁の民間実態給与調査によると、日本国内で年収600万以上の割合は、約23%という結果でした。
また、年収が600万円台の方たちの年齢を見ると、平均が約46歳。
20代・30代で600万を超えている人はごくわずかだといえます。
理学療法士として600万超えは可能だが簡単ではない
では、理学療法士として年収600万超えは可能なのでしょうか?
上のグラフを見ると、男性会社員の平均年収が600万円を超える40代になっても、理学療法士の平均年収は487万円と、600万円にはほど遠いことが分かります。
つまり、理学療法士として600万円を超えることは簡単なことではなく、一生涯超えずに定年を迎える可能性もあるということです。
理学療法士が年収600万超えは無理なの?
そんなことないです!実際に私も、年収700万以上を稼いでいます◎
私の周りにも、年収600万以上を稼いでいる理学療法士が複数いるので、絶対に無理な年収ではありません。
しかし、ただ闇雲に働いて到達できる年収ではないので、注意が必要です。
理学療法士が年収600万稼げる働き方
では、実際に、理学療法士として年収600万稼ぐ為の働き方はどんなものがあるのでしょうか?
- 理学療法士として管理職になる
- 訪問リハビリ
- 公務員理学療法士
理学療法士として管理職になる
1つ目は、理学療法士として管理職に昇進することです。
「経営状況が良い」「規模拡大のビジョンがある」組織における管理職になれば、600万以上の年収を目指すことが出来ます。
職種 | 理学療法士(管理職) |
地域 | 兵庫県 |
施設形態 | 病院 |
年収 | 540万~690万 |
職種 | 理学療法士(管理職) |
地域 | 千葉県 |
施設形態 | 病院 |
年収 | 500万~700万 |
特に、「訪問リハビリ」や経営状況の良い「事業所」であれば、若い年齢で役職に就くことが可能なケースも多いです。
こんな魅力的な職場があるの?
あるよ!でも超貴重な求人で、しっかり情報収集しないと見つからないよ!
こうした情報をゲットするには、「求人情報を見極める目」が必要不可欠。
見極める力がないと、魅力的な求人を目にしても、自分のアンテナをひっかけることはできません。
早めに様々な求人情報に触れておくことで、見る目を養っていきましょう。
訪問リハビリ
2つ目は訪問リハビリで働くことです。
訪問リハビリの場合、インセンティブを設けており、一定条件を満たすことで一律の金額が給与に上乗せされます。
転職サイトで600万以上の求人を出しているところの多くが訪問リハビリです。
職種 | 理学療法士 |
地域 | 東京都 |
施設形態 | 訪問リハビリ |
年収 | 440万~800万(平均年収500万以上) |
頑張った分だけ給与に反映されていく形なので、管理職の役割は苦手かも…と感じる人でも、600万以上を目指せる働き方です◎
訪問リハビリなら、求人の数が多いのもメリット。
ただし、訪問リハビリの求人選びは、病院以上に「運営母体」をチェックする必要もあるため、注意も必要です。
公務員理学療法士
3つ目は公務員理学療法士を目指すことです。
公務員理学療法士の給与は、「医療職俸給表(二)」に則って昇給していきます。
毎年定額昇給していくため、大幅な昇給は見込めませんが、一定昇給が見込めるメリットがあります。
給与.comによると、2023年の「医療職俸給表(二)」における給与内訳は以下の通りです。
平均年齢 | 46.5歳 |
平均給与月額 | 357,899円 |
ファイナンシャルフィールドによると、上記の平均給与に加え、ボーナス支給額の平均は以下の通り。
ボーナス | 152万8263円 |
平均給与月額とボーナスを合わせると、5,823,051円となり、約600万前後の給与をもらえることが分かります。
年功序列なので、600万到達には時間がかかるのがデメリットです。
安定している&貴重な求人である一方、600万到達するのは新卒で就職しても、40代の可能性が高いといえます。
20代~30代で600万到達したい!という人には、他の選択肢がおすすめですよ◎
理学療法士が年収600万稼げる職場の見つけ方
- 成長の見込める職場を選ぶ
- 「管理職」として募集している求人を探す
- 年収の相場を600万に設定して検索する
成長の見込める職場を選ぶ
日本病院協会が2023年に発表した「医療機関における賃金引き上げの状況に関する調査」によると、理学療法士の平均賃上げ率は約1.9%、月4,637円という結果でした。
1.9%では日本の物価上昇率に対応できません×
日本国内の物価上昇率は約3.1%。それに対して賃上げ率が1.9%。
賃上げ率の低い職場では、物価上昇に対応できません。
賃金が上がる職場はどんな職場なの?
成長性のある職場・規模拡大していくビジョンのある会社である必要があります。
組織としての成長性や、規模拡大していくビジョンがないと、職場としては尻すぼみの可能性も。
成長性や規模拡大が見込めない職場の場合、職員の給与を上げることは難しいです。
職場の収入が増えなければ、給与は上がりません。
また、理学療法士の病院内におけるヒエラルキーは、残念ながら低い傾向にある為、優先して賃上げしてもらえる可能性は低いです。
理学療法士として勝ち組になる為には、組織の成長性が見込めるor規模拡大のビジョンがある職場を選ぶ必要があります。
魅力的な求人を見つけたら、必ず見学に行き、5年後・10年後のビジョンについて質問しましょう。
5年後・10年後のビジョンがある職場は、今後発展していく余地があり、給与が上がっていく可能性も高いです。
昇給率のチェックは必須
では、どうしたら成長の見込める職場を選ぶことが出来るのでしょうか?
絶対に外せないのは「昇給率のチェック」です。
求人票で提示されている年収が高くても、昇給率が低いと給与は上がりません×
どれくらい違う?昇給率の違いによる年収比較
例えば、スタートの年収が同じ400万でも、昇給率が2%違えば、10年後の給料は120万円も違います。
重要な昇給率をチェックしないで提示された年収だけで職場を選ぶと、就職してから「給与がなかなか上がらない」と後悔する原因になります…
しかし、昇給率を公開している職場は少なく、自分で情報収集するのは難しいですよね。
理学療法士としての就職に失敗したくない人は、求人サイトの担当者を通した昇給率などの情報収集が必須です。
8割の病院は赤字の現在、経営が厳しい病院では給料が上がりません。
年収600万を実現するには、残り2割の黒字経営の職場で働く必要があります。
しかし、個人で経営状況を確認するのは難しいですよね。
かといって、求人サイトもしつこいのでは?と心配な方もいらっしゃると思います。
以下の記事で、求人サイトを上手に活用する方法を解説しているので合わせて読んでみてくださいね。
あなたが勝ち組理学療法士になれるように応援しています。
「管理職」として募集している求人を探す
初めから「管理職」を募集している求人を探す方法もあります。
PTOTSTワーカーなら、「フリーワード」に「管理職」と入力して検索すれば、高年収の求人を絞り込んで探すことが出来ます。
最初から管理職として募集しているので、提示している年収も高い場合が多いので要チェックです◎
年収の相場を600万に設定して検索する
「管理職」は難しそうだけど、年収600万の求人を探したい、という方は、「年収600万」を指定して検索してみましょう。
PTOTSTワーカーなら、「年収600万以上」を指定して検索することが可能です◎
理学療法士が年収600万を目指す際の心構え
- 闇雲に働いているだけでは年収600万は難しい
- 早めに動き出す必要あり
闇雲に働いているだけでは年収600万は難しい
理学療法士が年収600万以上を目指すためには、ただ闇雲に働いているだけでは難しい場合がほとんどです。
厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約431万円。
残念ながら、年収600万に到達しない場合も十分考えられるのが現状です。
上記で紹介した働き方を参考に、「年収600万以上」を目指したい方は、「年収600万以上」が目指せる職場で働くことが重要です。
早めに動き出す必要あり
また、年収600万以上を目指すなら、“早めに動き出す必要がある”ということです。
平成31年、厚生労働省の「医療従事者の需給検討会」にて、2026年~2027年には、理学療法士の需要と供給のバランスが逆転すると発表されました。
つまりどういうこと?
理学療法士の数が増えすぎてしまうということだよ
つまり、2026年以降は、理学療法士の求人数そのものや、優良求人をゲットできる機会が減少するということです。
理学療法士としての現状に少しでも悩んでいる人は、求人情報を日頃からチェックし、魅力的な求人があれば、すぐ動き出せるように今から準備を始めておきましょう。
理学療法士が年収600万を目指したい人のよくある質問
年収1000万を稼ぐ理学療法士もいる?
理学療法士として勝ち組になる方法は?
勝ち組の定義は人それぞれですが、高年収を勝ち組の定義とするのであれば、一定の条件があります。
まとめ:理学療法士として年収600万稼いで暮らしを豊かにしよう!
ここまで、理学療法士として年収600万以上稼ぐ方法について解説してきました。
大切なのは、周りよりも早めに動き出すこと&職場を選ぶ目を養うこと。
もちろんお金が全てではないですが、年収は暮らしを豊かにするうえで必要な要素の一つでもあります。
年収600万以上を稼いで、暮らしを豊かにしていきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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