社会人として働くうえで、気になることのひとつが年収です。
その中でも、年収1000万という数字は、高年収の分かりやすい値として表現されます。
理学療法士で年収1000万稼げるの?
理学療法士として1000万稼ぐ方法が知りたい
そんな方に向けて、本記事では、以下の点を中心に解説します。
- 理学療法士として1000万稼ぐ方法
- 理学療法士が1000万稼ぐ為の注意点
結論から言うと、理学療法士として年収1000万を稼ぐことは可能です。
筆者の周りにも1000万稼ぐ理学療法士が複数いますよ。
しかし、理学療法士として年収1000万稼ぐためには、注意点もあります。
理学療法士として1000万稼ぐ方法を知りたい・1000万稼ぐ人のリアルが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
\理学療法士17年目のイチノセです/
- リハビリテーション部 部長
- 10年以上”人事”業務を兼務し、病院全体の採用業務を担当。
- 300人以上の人事・採用を担当
- 年収700万超え
- これまでの経験を活かし、理学療法士の働き方や転職に関する情報を発信中。
年収1000万の理学療法士はいるのか
実際に、年収1000万を稼ぐ理学療法士はいるのでしょうか?
結論から言うと、年収1000万を稼ぐ理学療法士はいます。
希少な存在だから、出会ったことが無い人もいるかもしれません。
実際に、筆者の周りには年収1000万以上稼いでいる理学療法士が複数名います。
知っておくべき「年収1000万理学療法士」のリアル
しかし、まず知っておいてほしいのは、年収1000万以上稼いでいる方の中に、「プレーヤーとしての理学療法士」の枠にとどまっている方は一人もいません。
理学療法士としてのリハビリ業務だけでなく、多種多様な知識や専門性を活かし、高年収を実現しています。
理学療法士として年収1000万稼ぐのが難しい理由
なぜ、理学療法士が年収1000万を稼ぐのが難しいのでしょうか。
- プレーヤーとして稼げる額に限界がある
- 日本で1000万以上稼いでいる人は4.9%
- 赤字経営の病院が多い
プレーヤーとして稼げる額に限界がある
1つ目は、「理学療法士がプレーヤーとして稼げる額に限界があるから」です。
理学療法士は、時間単位で診療報酬が定められています。
また、「1日標準18単位、週108単位まで」という診療報酬上のルールがある為、数をこなして収益を上げるということが出来ません。
理学療法士1人当たりが、プレーヤーとして病院にもたらす収益には限界があるということです。
その為、理学療法士の年収を大幅に上昇することも難しいという現状があります。
日本で1000万以上稼いでいる人は4.9%
2つ目は、日本で1000万以上稼いでいる人は、わずか4.9%だということ。
理学療法士としてというよりも、そもそも1000万稼ぐこと自体が、「狭き門」だという現実があります。
赤字経営の病院が多い
3つ目は、赤字経営の病院が多いからです。
2022年現在、医療業界の7割が赤字経営であると発表されました。
赤字の病院で昇進したとしても、給与が大幅に上がる可能性は低いです。
理学療法士が本業で年収1000万を実現する3つの方法
では、理学療法士が年収1000万を実現するには、どんな方法があるのでしょうか?
- 所属先の経営サイドまで昇進する
- 独立開業する
- 海外でのキャリアチャンス
所属先の経営サイドへの昇進
理学療法士として年収1000万を実現する1つ目の方法は、所属先の経営サイドまで昇進することです。
プレーヤーとしての貢献だけでなく、病院の運営という大きな責任を全うすることとなります。
経営サイドとして組織に貢献することで、「経営者の1人」として扱われるため、年収1000万以上を実現することが出来ます。
独立開業
理学療法士として年収1000万を実現する2つ目の方法は、自費診療として独立開業することです。
「理学療法士・作業療法士法」において、理学療法士の保険診療による開業は禁止されています。
しかし、「自費診療」での開業であれば問題ありません。
理学療法士としての技術で顧客をキャッチし、高単価での施術を提供したり、開業した事業所の規模を拡大しながら経営者として手腕を発揮していくことで、年収1000万以上を実現することが可能です。
海外でのキャリアチャンス
理学療法士として年収1000万を実現する3つ目の方法は、海外へ活躍の場を広げることです。
プロフェッショナルな能力を持つ人ほど、世界中のどこででも重宝されることが多く、海外で新たなキャリアチャンスを探ることには多大なる魅力があるのです。
アメリカやオーストラリアでは、理学療法士の地位が高く、医師と同等の扱いを受けることもあります。
そのため、年収も高く、1000万を実現することも可能です。
しかし、アメリカやオーストラリアで理学療法士として働くためには、現地の理学療法士免許の取得が必要となります。
年収1000万を実現するのは、理学療法士としてだけでなく、一社会人としても大きなハードルです。
しかし、理学療法士として年収600万以上を実現するハードルは、1000万よりも断然低くなりますよ。
年収600万以上を実現する方法は以下の記事を参考にしてくださいね。
理学療法士が資格を活かして年収1000万を実現する方法
ここでは、「理学療法士として」だけでなく、「理学療法士の資格を活かす」ことで、年収1000万を実現する方法を紹介します。
理学療法士の資格や知識を活かすことで、年収1000万の幅が広がるので、ぜひ参考にしてくださいね。
- SNSでの発信
- ライティングやセミナー講師業
SNSでの発信
1つ目は、SNSでの発信です。
理学療法士として学んだ知識を発信していくことで、収益を得ることが出来ます。
「理学療法士」としての知識が活かせば、発信内容に信頼性が高まるメリットも。
SNSなら様々な形で収益を得ることが出来る為、本業と合わせて年収1000万を目指すことが可能です。
実際に本業以上に稼いでいる人もたくさんいますよ。
ライティングやセミナー講師業
2つ目は、ライティングやセミナー講師業です。
健康に関するライティングも需要が高まっています。
また、ITスキルを活かしたオンラインでのサービス提供も今後の大きなトレンドであり、対応できる能力は貴重です。
理学療法士としての専門的見識を共有し、副収入を得ることで、本業と合わせて年収1000万を目指すことが可能。
一歩踏み出す気持ちがあれば、誰でもチャレンジできますよ。
年収1000万を実現するのは、理学療法士としてだけでなく、一社会人としても大きなハードルです。
しかし、理学療法士として年収600万以上を実現するハードルは、1000万よりも断然低くなりますよ。
年収600万以上を実現する方法は以下の記事を参考にしてくださいね。
理学療法士が年収1000万を目指す際の注意点
ここまで、理学療法士として年収1000万を目指す方法について紹介してきました。
「理学療法士は稼げない」「理学療法士はオワコン」と言われることもありますが、切り口や多様性を身に着けていくことで、年収1000万を目指す道があるのも事実です。
ここでは、理学療法士が年収1000万を目指す際の注意点を解説していきます。
努力と覚悟が必要
理学療法士として年収1000万を目指すには「努力と覚悟が必要」です。
どの選択肢を目指すとしても、簡単ではありません
国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、年収1000万以上の人は、国内でも4.9%。
日本全体で見ても、1000万以上稼ぐことは、非常に狭き門であることが分かります。
理学療法士として1000万以上稼ぎ、上位5%以内に入り込むためには、それなりの努力と覚悟が必要だといえます。
SNSやライティングも、結果を出すには努力が必要。
理学療法士として、理学療法士の資格を活かして年収1000万以上稼ぐことは可能です。
しかし、どの方法を選択したとしても、努力と頑張る覚悟を持って取り組んでいきましょう!
どの道でも「自身のブランド化」が大切
2つ目は、どの道でも「自身のブランド化」が大切です。
例えば、理学療法士として経営サイドを目指すなら、コーチングスキルやマネースキル、経営に関する資格や知識をつけていくことで、「理学療法士」としての自分をブランディングしていく必要があります。
SNSやライティングで理学療法士の資格を活かすなら、理学療法士としての実績や、周りと差別化できる資格を取得して、「信頼」を担保していく必要があるでしょう。
目指す方向によって、必要な付加価値は変わるよ!
どうやって付加価値を選んでいけばいいの?
まずは自分の強みを正しく理解しよう!
目指す方向性を決めるためには、「自分の強み」を正しく理解することが大切です。
ユニバーサルスタジオジャパンを再生させたことで有名な森岡毅氏は、「自分のキャリアを切り開くためには、自分自身の強みを理解することが重要」と述べています。
自分の強みを最大限に活かせる方向性に進むことで、理学療法士として年収1000万の道が開けてきます。
強みの見つけ方①自分の好きなことを100個「動詞」で書き出す
森岡毅氏が紹介する「自分の強みを見つける方法」として、「自分の好きなことを”動詞”で100個書き出す」方法を提唱しています。
ポイントは、動詞で書き出すことだよ!
「サッカー」「テレビ」などの名詞ではなく、「サッカーで作戦を考える」「テレビを見て感想を言う」といったように、動詞で書き出していきます。
100個書き出したら、「thinkning(思考)、communication(コミュニケーション)、leadership(リーダーシップ)、それ以外」に分けます。thinkiing・communication・leadership・それぞれに、得意な行動や職種があり、自分の強みが見えてきます。
詳しくは、森岡毅氏の著書「苦しかった時の話をしようか」に書かれています。
やってみたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
強みの見つけ方②的確診断をやってみる
質問に答えていく形で強みを分析してくれるのが、ミイダスのコンピデンシー診断です。
コンピデンシー診断は、202個の問いに答えていくことで、あなたの強みや特性を分析してくれる本格診断サービス。
診断に答えることで、自分の強みが分かり、自身の方向性を決めるのに役立ちます。
理学療法士として本気で成功したいと思っている人は、自分の強みを明確にし、進む方向性を決めましょう。
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自分の強みが何か明確に答えることが出来ない
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理学療法士として年収1000万を目指す!モチベーションの保ち方
理学療法士として年収1000万を目指すという目標設定は、成長する上で欠かせない要素です。
しかし、高いモチベーションを保ち続けることは容易ではありません。
モチベーションを保ち続けるためには、目標を明確にし、それに向けて小さなステップを設定しましょう。
例えば、特定の治療法や資格の取得・学会発表などが挙げられます。
また、目指したいと思える圧倒的な大人と出会い刺激を受けることも、モチベーションを保つ秘訣です。
自己の成長を実感することで、仕事への充実感や満足感を維持しながら、持続的なモチベーションへとつなげていきましょう!
理学療法士として年収1000万稼ぎたい人のよくある質問
理学療法士として勝ち組になる方法は?
理学療法士としての「勝ち組」の定義は様々で、「自分にとっての勝ち組の定義」をはっきりさせる必要があります。
どのような姿が自分にとっての「勝ち組」の定義なのか、まずは考えてみましょう。
理学療法士が年収600万は稼げる?
まとめ:理学療法士として年収1000万は不可能ではない!
- 理学療法士として1000万稼ぐのは不可能ではない!
- 日本国内の上位5%に入るには、努力と覚悟が必要
- 自分の強みを正しく理解して、目指す方向性を決めよう!
理学療法士という立派な国家資格を活かして、年収1000万を稼ぐ道を模索していきましょう!
年収1000万を稼ぐには、まずは自己分析から!
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