やる気を持って理学療法士になったのに日々の忙しさに忙殺されてやめたいと思うことがありますよね。
もしかしたら、思い描いていた理学療法士像と違った…と感じている方もいっらしゃるかもしれません。
自分の他にも理学療法士をやめたいと思っている人っているのかな
理学療法士を辞めたいと思った時、どうしたらいいんだろう
本記事では、理学療法士をやめた筆者が「やめた理由」と、「やめたいと思った時にやるべきこと」について解説しています。
今、仕事がつらい・やめたい方に、少しでも参考になればという思いで書いています。
\理学療法士12年目のマキノです/
- 理学療法士×ライター
- 結婚や出産のライフステージで働き方を変えてきた理学療法士ママ。
- 理学療法士のキャリアチェンジや副業に関する情報を発信中。
【実体験】理学療法士やめたいと思った理由
- きっかけは子供の成長と時短勤務終了
- やりたいことと今の働き方に矛盾があった
- 小学校入学までに柔軟な働き方が可能な自分になりたいと思った
- 理学療法士時代の月収を超えて自分に自信がついた
きっかけは子供の成長と時短勤務終了
きっかけは子供が3歳までで時短勤務が終了してしまうことでした。
職場まで1時間以上かかっていたので、フルタイムで働くとお迎えに間に合わない。
パートになるとボーナスも出ないし、給料もがた落ち…割に合わないなと感じ、今後の方向性を考えざるを得ませんでした。
やりたいことと今の働き方に矛盾があった
もともとは外来クリニックで仕事をしていました。
患者さんのサポートをすることにやりがいを感じていたし、まさに自分のやりたいことだったと思います。
しかし、結婚出産をきっかけに、外来クリニックの勤務時間では働けず、急性期病院に転職。
転職先の病院は、勤務時間や福利厚生・同僚の方も良い方ばかりで、本当に働きやすかったんです。
時短勤務が続けられていたらもうすこし働いていたと思う…
でも、急性期病院での職務は「思い描いていた理学療法士としての仕事」とは違っていました。
あくまで「私にとって」違っていた、ということです。
小学校入学までに柔軟な働き方が可能な自分になりたい
近所の外来クリニックでパートとして働くのか?も考えました。
しかし、また転職したとしても、子供が小学校に入学するタイミングで「働き方」の壁にぶつかってしまう。
それなら、小学校入学までに、柔軟な働き方が出来る稼げる力のある自分になりたい。
自分の強みを活かしてチャレンジしてみたいと思ったのが、「理学療法士をやめた」理由です。
理学療法士時代の月収を超えて自分に自信がついた
現在、在宅ワークを中心に自分の得意なことを活かしながら仕事をしています。
一歩踏み出してチャレンジしたことで、理学療法士時代の月収を超えることも出来ました。
何より「チャレンジ」して自分の強みを活かして働けていることで、以前より自信が持てた気がします。
今後は理学療法士としての知識も活かしていきたい!
今後の展望としては、理学療法士として本気で取り組んで得た知識を、何かしらの形で活かしていきたいと思っています。
理学療法士をやめたいときこそ考える「理学療法士の良さ」
理学療法士をやめたいと思っている時は、理学療法士の仕事の悪いこと・デメリットばかりにとらわれがちです。
理学療法士をやめた私だからこそ分かる「理学療法士の良さ」について正直に解説していきます。
- 「人の役に立つ」が大前提
- 「良い」同僚が多い
- 安定した「収入」と「労働時間」
「人の役に立つ」が大前提
理学療法士の仕事は、「人の役に立つ」が大前提です。
医療業界だけにいると、この素晴らしさが「当たり前」になりますが、超貴重なことです。
一般企業だと、どんな仕事でどんなきれいごとを並べても、どこか「商品を売るという利益のため」が見え隠れします。
本当の意味で「患者さんのため」という大前提で仕事が出来る。
こんな素晴らしいことはありません。
「良い」同僚が多い
理学療法士業界は「良い」同僚が多いです。
一般企業では「成果」主義なので、少なからず「相手よりも自分が利益を上げる」という「競争」があります。
場合によっては、あなたを蹴落とそうとしてくる人も。
理学療法士でそういう人はいないですよね。
少なくとも、私自身はそういう人に出会ったことがありません。
安定した「収入」と「労働時間」
高収入ではないにせよ、病院という守られた環境で安定した「収入」と規則正しい「労働時間」で働くことが出来ます。
夜勤もなければ、必要以上の接待も必要ありません。
理学療法士のいいとこどりをして副業で稼ぐのもありですよ◎
理学療法士をやめたいあなたへ「やめたい」時にやるべき3つのステップ
- 理学療法士をやめたい「理由」と解決する「条件」を明確にする
- 自分の「強み」を明確にする
- 自分の強みを活かせる場所を探す
①理学療法士をやめたい「理由」と解決する「条件」を明確にする
まずは、理学療法士をやめたい「理由」と解決する「条件」を明確にすることをおすすめします。
つらいときほど自分を客観視できなくなっていることが多いので、重要な手順です。
\やめたい理由と解決する条件の例/
やめたい理由 | 解決する条件 |
---|---|
理学療法士としての技術研鑽に前向きに取り組めない | 理学療法士としての技術研鑽から解放されたい |
移乗介助が身体的にきつい | 移乗介助のない職場ではたらきたい |
拘束時間が長く、プライベートな時間が少ない | プライベートな時間が充実できる職場で働きたい |
上記のような感じで、具体的に表出することで、「理学療法士をやめて他の職種を検討すべきか」「理学療法士として別の職場に検討すべきか」が明確になっていきます。
やめたい理由を解決できる条件は、理学療法士として別の職場で働くことでクリアできることも多いはず◎
今の現状を打開する方向性を見極めるためにも、あなた自身とじっくり向き合ってくださいね。
②自分の「強み」を明確にする
自分自身の「強み」を明確にすることも重要です。
私自身、自分の「強み」を明確にしたことが、今の在宅ワークでの飛躍につながっています。
今の辛い現状を打開して、「一歩踏み出してよかった」と思えるためには、自分自身の強みを見極めることが重要です。
③辞めたい理由と解決策×自分の強みを活かせる場所を探す
①と②の手順を踏んで初めて、「自分の強みを活かせる場所を探す」手順に進みましょう!
やめたい理由があいまいだったり、自分の強みが分からないまま転職しても、失敗するリスクが高まるだけです。
辞めたい理由を解決できて、自分の強みを活かせる場所がどこなのかが明確になったら、あとはその場所を探すだけ。
今の職場で頑張ることかもしれないし、理学療法士としての転職・はたまた別の道に進むことかも。
ここまでしっかり取り組めば、今の職場の良さに改めて気づく人もいるでしょうし、理学療法士として新たな一歩を踏み出すことが正解な人もいるでしょうし、別の道に進むことが正解な人もいるでしょう。
きっかけは「やめたい」というネガティブな感情でも、自分をしっかり見つめ直すことはキャリアアップへのチャンスです。
このチャンスに、自分の強みを活かしたキャリアアップをしていきましょう!
理学療法士をやめたい人からよくある質問
- 理学療法士をやめて後悔しないか心配です
-
頑張って取得した理学療法士の仕事を辞めるのは勇気がいりますよね。
私の他にも、実際に理学療法士をやめた6名の方の経験談をまとめているので、参考にしてみてくださいね。
- 今の職場の給料が上がらなくてつらいです
-
約7割の病院が赤字の現在、なかなか給与が上がらないと感じている人も多いです。
理学療法士の仕事は好きだけど、給料が安くて辛いなら、転職も検討するのが良いでしょう。
まとめ:理学療法士やめたい時は自分を見つめ直すチャンス
ここまで、理学療法士をやめたいと思って実際にやめた経験からのアドバイスをまとめてきました。
あなたのたった一度きりの人生。
理学療法士を結果的にそのまま続けることも、やめることも、どちらもアリです。
大切なのはやめたいと思った時に「いかに自分と向き合えるか」。
自分にとってやめたい理由が何なのか、自分の強みは何なのかを見つめなおし、あなたの強みを活かせる場所で、輝くチャンスを手に入れてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
コメント